2015/04/30

VS2013 で Consolas + MS ゴシック (Meiryo でも可) を実現するもう一つの方法

VS2013 のコードエディタでのフォントは、Consolas を使っています。
見やすいので重宝しています。

が、全角罫線文字 (U+2500 付近) を使って絵を書くと、ずれてしまいます。
これは、どうも、Consolas がこの U+2500 のグリフを持っているので、代替フォントセット GlobalMonospace.CompositeFont に定義されている文字を使用しないため、のようです。(推測)


Ricty などのフォントを使うのが一般的なようですが、Consolas フォントはライセンスの都合使えませんから、半角文字に Consolas が使いたい、という要望は満たせません。

TTC を合成してしまう方法もあるようです。が、かなり面倒なようです。


調べたところ、VS2008 以前では Windows の FontLink 機能あるいは vsFontLk.dat ファイルで フォントリンクを作って合成できた、のかもしれません。

が、VS2013 では、WPF/DirectWrite を使用しているため、この方法は使えない、ということのようです。

WPF を使っている、ということなので、IDE のコードエディタが内部で使っているであろう FontFamily プロパティに自分で作成した CompositeFont を指定できれば、なんとかなるのではないかと思ってやってみました。




 まず、XML を自力で一から書くのは面倒なため、既存の CompositeFont を流用します。

管理者コマンドプロンプトで作業します。

>C:
>cd C:\Windows\Fonts
>copy GlobalMonospace.CompositeFont MyFont.CompositeFont
>notepad MyFont.CompositeFont



MyFont.CompositeFont を書き換えます。

FontFamily.FamilyNames の内容にフォント名があるので、

<system:string x:key="en-us">MyFont</system:string>

のように に書き換えます。

<FontFamily.FontFamilyMaps> の 内容 を一度全部消して、

<FontFamilyMap Unicode="0000-007F" Target="Consolas" Scale="1.0" />
<FontFamilyMap Unicode="0080-2FFFF" Target="MS Gothic" Scale="1.0" />


にします。


ここからがちょっとイタイんですが、この複合フォントファイルを VS2013 に指定するまっとうな方法が、ありません。


(裏ワザに近いけど、EtherNEC ほどじゃないです)


VS2013 を立ち上げます。

メニューの、[オプション] - [環境] - [フォント及び色] で、フォントを変えたいところを、既定値以外の特定の値、 例えば Consolas に変えておきます。
あとでエディタで置換するためです。

メニューの [ツール] - [設定のインポートとエクスポート] で、

 [選択された環境設定をエクスポート]

次へ

 [すべての設定] のところのチェックボックスをクリアして、一度全部クリアされた状態にします。

[オプション] - [環境] - [フォントおよび色] のところだけチェックします。

次へ

ファイル名を付けて保存します。
完了
閉じる



テキストエディタでさっき保存した設定エクスポートファイルを開きます。

置換機能で、

Consolas -> C:/Windows/Fonts/MyFont.CompositeFont#MyFont


に全部置換します。 保存しておきます。


VS2013 に戻り、

編集した設定ファイルをインポートします。



既知の問題

VS2013 のオプション設定画面、フォントおよび色を表示したあとに OK を押すと、設定が失われる(インポートやりなおし)。

MyFont.CompositeFont ファイルを、VS2013 を開いたまま編集して保存して、VS2013 が新しい文字をレンダリングしようとする(スクロールさせる)と、 VS2013 が強制終了する。




当方のモニタ等で合わせ込んだ設定。
8pt 設定

<FontFamilyMap Unicode="0000-007F" Target="Consolas" Scale="1.0" />
<FontFamilyMap Unicode="0080-24FF,2600-2FFFF" Target="Meiryo" Scale="1.09" />
<FontFamilyMap Unicode="2500-25FF" Target="MS Gothic" Scale="1.0" />


---
Windows10 Thinkpad25 VS2017

<FontFamilyMap Unicode="0000-007F" Target="Consolas" Scale="1.0" />
<FontFamilyMap Unicode="0080-24FF,2600-2FFFF" Target="Meiryo" Scale="1.15" />
<FontFamilyMap Unicode="2500-25FF" Target="MS Gothic" Scale="1.1" />


TODO:ファイルとかのアップロードは、また次の機会。

2015/04/28

C# int.Parse 系関数の挙動

他所様で int.Parse / TryParse が漢数字をパースするっていう話を見て、
(ホントかよ・・?)
ってことでやってみた。

Windows7(日本語)SP1 .Net4.5.1(4.5.51209) VS2013Pro 12.0.31101.00 Upd4

こんなかんじのコード。

public static void hoge(string s)
{
  int a;
  bool r = int.TryParse(s, out a);
  Console.WriteLine(r.ToString());
}

"1"Trueアスキーの 1 なら当然変換できる
"1"False全角 1 は変換できない
"一"False漢数字 一 は変換できない


ついでなので、

char.IsDigit("1", 0)Trueアスキーの 1
char.IsDigit("1", 0)True全角 1
char.IsDigit("一", 0)False漢数字 一

もうひとつ。

char.IsNumber("1", 0)Trueアスキーの 1
char.IsNumber("1", 0)True全角 1
char.IsNumber("一", 0)False漢数字 一

結論

カルチャに依存するかもしれないが、全角アラビア数字や漢数字は変換できなかった。


漢数字変換は特に、表記法や位取り法が決定的でないから、考えただけでも嫌気がするぐらい面倒なので、これがシステムでサポートされているとは考えにくい。



2014/02/02

XM6i IPIPE2 メモ

XM6i の魔改造メモ. 完全に自分他1名用.

IPIPE2
118.711

r5977
120.5033558

IPIPE2 : ポストフィル
108.800635

ポストフィル + memmove
118.035984
118.627880

ポストフィル + memmove + フィル時シフト
108.112210

ページプリフェッチ
4word: 104.325887
8word: 102.689859
16word: 106.564168
128word:183.164249

分岐ブレーク
8word: 104.130537

Bxxのみブレーク
8word: 101.507216
16word: 102.214255

最適化
6word: 102.159446
8word: 100.751292
10word:100.856234
16word: 100.900621
32word: 103.232428

ブレークなし:
8word: 101.004908

バースト+ループモード
16word: 100.823055
8word: 100.694827
8word: 100.147181
10word: 98.264171
10word: 98.711751
12word: 99.069446

ループモードデバッグ後
10word: 97.831422
18word: 94.077431
32word: 97.475270
16word: 94.380805
20word: 98.565045
14word: 94.148213
12word: 95.090167
10word: 96.229707
8word: 96.950465
6word: 98.323310
4word: 102.934603

18word:93.622686



IPIPE
102.144


2013/07/31

FreeNAS 8.3.1 p2 インストール

CD-ROM なしで、内蔵されてる SSD に FreeNAS をインストールする手順。

  1. USBメモリに FreeNAS の (iso ではなく) img の方を書く。
  2. USBメモリから起動して、シングルユーザモードにする。
  3. # sysctl -w kern.geom.debugflags=0x10
  4. # dd if=/dev/(USBメモリ) of=/dev/(内蔵SSD) bs=1m count=2000
ハマリポイント:
  • USBメモリに iso を書いても起動できない。(あたりまえ)
  • kern.geom.debugflags = 0x10 しないと書き込みが許可されない。

FreeNAS の第 4 パーティションを広げる手順。
  1. シングルユーザモードで起動する。
  2. # sysctl -w kern.geom.debugflags=0x10
    (ここで必要かは、正直不明)
  3. # gpart resize -i 4 -s (サイズ) /dev/(SSD)
    サイズは gpart show して表示されるサイズから計算。
    今回は少し余らせた。(growfs のバグに気づかなかった為)
  4. # newfs -L FreeNASs4 /dev/(SSD)s4
  5. # mount -uw /
  6. # mkdir mnt2
  7. USBメモリ挿入。
  8. # mount /dev/(USBメモリ)s4 /mnt2
  9. # mount /dev/(SSD)s4 /mnt
  10. # cd /mnt2
  11. # cp -a * /mnt
  12. umount するなりして再起動
ハマリポイント:

この後の手順。

  1. コンソールから、ネットワークの設定。IPv6 の設定は後からGUIでやるほうが簡単。
  2. 以下GUIから、Account - Admin Account - Change Password で パスワード設定。
  3. Network - Global Configuration から Hostname 設定。
  4. Network - Interface 設定。IPv6 設定。
  5. System - Settings - General から Language, Timezone 設定。
  6. System - Settings - Email 設定。root のメールを自分宛に設定して、テスト。
  7. Storage - Volume でボリューム作る。プールとデータセット。
  8. ssh で入れるようにする。
  9. home ごにょごにょして パッチ作るとか。
  10. /boot/loader.conf に speaker_load="YES"
  11. このへんから speaker.ko をもってきて /boot/kernel/ にコピーしておく。
    ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/amd64/ISO-IMAGES/8.3/FreeBSD-8.3-RELEASE-amd64-bootonly.iso
  12. /conf/etc/base/rc.local, rc.shutdown.local でスピーカを鳴らす。
  13. CIFSなりなんなりの設定。
    共有にアクセスするユーザを制限するには、高度な設定で、
    valid users=(ユーザ)

    ハマリポイント: CIFS 設定したあとで追加したユーザは、smbcontrol smbd reload-config しても、CIFS サービスを再起動しないと passdb を再読み込みしてくれないようで、認証に失敗する。
  14. pkg_add -r php5
  15. ftp でユーザホームではなく共通ディレクトリに chroot するには、
    <Global>
     DefaultRoot (共通ディレクトリパス)
    </Global>
    を高度な設定で追加。

正直 FreeNAS 0.7 より使いにくくなってる感。
それとも、危険な操作をできなくしたってことかなあ。

困りポイント(自業自得も含まれます):
  • ファイルマネージャが無くなった。シェルに降りないと共有用のディレクトリさえ作れない。データセットをたくさん作れ、ということなのかも。
  • php がインストールされてない。pkg_add。
  • /home が存在しないディレクトリにシンボリックリンクされてる。
  • ユーザの home に /home 以下のディレクトリを指定できない。python をパッチした。(またか)
  • /mnt で始まるマウントポイントを作ると、ディレクトリ選択肢に出るけども、設定できない。
  • 起動音、終了音が鳴らない。
  • SMARTの対象に、システムを入れたディスクが指定できない。
  • GUI、見た目はともかく、機能がしょぼい。チップヘルプも少ない感。
  • ログを GUI から確認できない。
  • GUI のツリーメニューがピヨピヨしてうざい。
  • ping とか打てない。全部シェルから。えーと。
  • シェルウィンドウはいいんだけど、設定見ながらとかできないから、ssh の設定を最優先ってことでいいですか。
  • レポートメールをいつ、なにを送るかをどうやって設定するの?
    (フォーラムでも指摘されてる。)
  • cron まんまの時間指定はどうにかなりませんか。まえも cron だったけどもう少しわかりやすかった気が。
  • ZFS 採用のくせに、メモリ使用量を確認するにはグラフを下までスクロール、とか勘弁して下さい。

良い点:
  • GUI からアップグレード出来るっぽい(やってはいない)
    なにもかもなつかしい・・・

ここまでで使えることがまあ分かったが、NAS4Free にしようか考え中。


2013/06/03

TortoiseHg 対応の Exclude エクステンション書いてみた

svn の ignore-on-commit が無くてお困りの方に。
ちょっとした代替手段の提案です。

Mercurial の Exclude エクステンション
http://mercurial.selenic.com/wiki/ExcludeExtension
を改造して、TortoiseHg に対応してみました。

対象: TortoiseHg 2.8, Mercurial 2.6
他のバージョンでは確認していないし、動く可能性も低いと思います。

ここからダウンロード
http://www.codebox.rni.jp/hgext/exclude.py

使用方法:
元の ExcludeExtension をインストールして、exclude.py を差し替えて下さい。
設定方法は元のものと同じです。

TortoiseHg の ciexclude(除外ファイル)とは以下の点が違います。

  • syntax 指定が使えます。(.hgignore と同じ書式です。)
  • exclude されたファイルは、コミットペインに表示されません。 (ciexclude はチェックが外れるだけです。)

Tips:
svn の changeset のように複数のセットを直接定義することはできませんが、カスタムツールと合わせて .hgexlcude を変更することで、(かなり遠いけれどこれまでよりは)近い雰囲気を実現できます。

まずファイルを2つ作っておきます。


.hgexclude.empty
(空のファイル)


.hgexclude.ignore-on-commit
syntax:glob
*/AssemblyInfo.cs



と用意しておいて、

cmd /c copy "{ROOT}¥.hgexclude.ignore-on-commit" "{ROOT}¥.hgexclude"

を実行するカスタムツールと、

cmd /c copy "{ROOT}¥.hgexclude.empty" "{ROOT}¥.hgexclude"

を実行するカスタムツールをそれぞれ作成します。

ボタンを押してから、更新ボタンを押します。


2013/05/27

Mercurial 運用開始までのメモ

この文書は無保証です。

要約

svn 単独で運用していた環境から、svn をメインリポジトリサーバとして使用したままで、hg を使った 分散リポジトリ環境に移行した。

キーワード

hgsubversion 拡張, largefiles 拡張, hg graft コマンド

環境と前提条件


OShg
PC1Mac OS X 10.6hg 2.5.2
PC2Windows7 Professional SP1 x86 (32bit)Tortoisehg 2.8, Mercurial 2.6
  1. PC1 と PC2 のユーザは別人である。
  2. svn サーバへアクセス出来るのは PC1 のみである (SSH 鍵の都合上)。
  3. PC2 からのコミットを検証して、PC1 から svn サーバに push する。
  4. 透過的コミットは、はなから目的としない。

結論

概要

  1. svn サーバからは必要な svn ブランチのみ clone すること。svn ブランチ間のマージは諦める。(svn でやる)
  2. svn のタグは諦める。
  3. svn との連係は default ブランチ、hg 側は base ブランチと決める。
  4. repoB は連係専用とし、repoB で通常の編集作業は行わない。 これを守ることで、repoB の default と base の間の同期作業で、graft 時にローカル変更との衝突が発生しない。

構築手順(svn ブランチごとに行う)

  1. repoB の構築
    1. hgsubversion 拡張を enable する。
    2. largefiles 拡張を enable する。
    3. hg clone svn://svnserver/repoA/svnbranch repoBS
    4. hg lfconvert repoBS repoB
    5. cd repoB
    6. cp ../repoBS/.hg/hgrc .hg/hgrc
      (済んだら repoBS は消して良い)
    7. hg svn rebuildmeta
    8. hg up
    9. hg branch base
    10. hg commit -m 'create base branch'
    11. hg serve --port 8881
      ポート番号はブランチごとによしなに決める。
  2. repoC の構築
    1. hg clone repoB repoC
    2. hg up -r base
  3. repoD の構築
    1. hgsubversion 拡張を enable する。
    2. largefiles 拡張を enable する。
    3. hg clone http://PC1:8881/ repoD
    4. hg up -r base

運用手順

  1. repoB から svn に push する
    1. hg up -r base
    2. よしなに確認する。
    3. hg up -r default
    4. hg graft -r 'branch(base)'
    5. hg outgoing
      最終確認する
    6. hg push
  2. repoB に svn repoA から pull する
    1. hg up -r default
    2. hg incoming
    3. hg pull
    4. hg up -r base
    5. hg graft -r 'branch(default)'
  3. repoC, repoD での通常作業
    1. base ブランチに対してcommit。base ブランチからさらにブランチしてもよい。 base ブランチの内容だけが svn への push 候補となる。
    2. 普通に push, pull する。

知識とは失敗である、その手順

失敗: largefiles 拡張が必要

まずなにも考えず hg clone で svnリポジトリ全体をクローンする。

  1. PC1
    1. hgsubversion 拡張を enable する。
    2. hg clone svn://svnserver/repo1 repo1
      →成功。2時間ぐらいかかった。
    3. cd repo1
    4. hg serve --port 8881
  2. PC2
    1. hg clone http://PC1:8881/ repo1
      →数十分後に OutOfMemory の Python 例外

調べたり聞いたりしたところによると、hg が想定しているファイルサイズは <10MB だそうで。 ファイルを全部メモリに展開するみたいで、32bit OS では Python のアドレス空間が不足する。

Twitter で愚痴を言ってみたところ、、、

@flyingfoozy さんご親切にありがとうございました。

というわけで largefiles 拡張が要るとのこと。
→やりなおし

失敗: hg lfconvert + hg svn rebuildmeta の罠

  1. PC1
    1. largefiles 拡張を enable する。
    2. hg clone svn://svnserver/repo1 repo1S
    3. hg lfconvert repo1S repo1
    4. cd repo1
    5. hg pull
      →エラー。paths の設定は lfconvert で引き継がれていない、というか hgrc がコピーされない。
    6. cp ../repo1S/.hg/hgrc .hg/hgrc
    7. hg pull
      →svn のリビジョンをもう一度全部 pull して来ようとする。

lfconvert したリポジトリは repo1S とは全く別のリポジトリで、ハッシュ値も全く違うものになる。 なのでリポジトリ内の clone した時のリビジョンと、svn の対応リビジョンの情報が一致しなくなり、 hg pull (incoming) で見える svn 側のリビジョンは別のものとして扱われてしまう。

→hg svn rebuildmeta

失敗: hgsubversion default ブランチの罠

hgsubversion 拡張は default ブランチを svn との連係に使用するが、svn にはマージリビジョンの 概念がないので、マージリビジョンがあると push できない。

さらに

  • うっかりローカル変更があると、svn 側と衝突したときのマージが面倒。
  • commit 後、svn に push するとハッシュ値やユーザ名が svn 側のものに変わる。
    →push するまでハッシュが確定しない。したがってリビジョンを参照する(ログに関連リビジョンのハッシュを記載する)ことは不可能。

世の中を見ると、merge - commit - revert する方法が提案されていて、確かに可能だが、

  • 複数のコミットで構成されるマージの場合、コミットがまとめられてしまう。
  • 一つ一つのコミットを svn に送信したい場合は、一つづつ merge - commit - revert しなければならない。
  • commit ログをもう一回入力しなければならない。
  • リビジョングラフの形が気持ち悪い。
    (イマイチ理解していないのでどこか間違ったのかもしれない)

さらに世の中には rebase する方法も提案されているが、試すより先に graft を思いついたので試していない。

default には merge するな、あそこは svn なのだ

解決策

  • default ブランチは svn との連係専用にしてここで編集しない。
  • repoC, repoD でのコミットは、base ブランチに行う。default は(過去ログ以外)見ない。
  • graft を使う。この場合、default ブランチと base ブランチはリビジョングラフ上で交差しない。
    これは嫌な人には嫌だろうが、今回のケースでは svn に push したコミットの author が書き換えられるため、 同じ変更でも別のコミットに見えてくれる方が都合が良く、怪我の功名。

graft は今回の用途には非常に都合よくできていて

  • マージリビジョンは無視される。
  • graft したリビジョンは記録されていて、何回も graft されるようなことはない。
  • コミットログはそのままコピーされる。

失敗: 非標準レイアウトの罠

非標準レイアウトの場合 hgsubversion は全てのブランチとタグを通常のディレクトリとして svn から取得する。

これは svn の ブランチとタグが只のコピーと区別がつかないせいだが、clone したディレクトリが 恐ろしく肥大化してしまい、何をしても時間がかかるようになってしまう。

解決策

  • 個別のブランチを svn から取り出す。svn ブランチ間マージは hg では実行しない。

2013/05/13

Mercurial at Win7 x86 の Out Of Memory error

pulling from http://x.x.x.x:y/
searching for changes
adding changesets
adding manifests
adding file changes
transaction abort!
rollback completed
Traceback (most recent call last):
  File "mercurial¥dispatch.pyo", line 88, in _runcatch
  File "mercurial¥dispatch.pyo", line 771, in _dispatch
  File "mercurial¥dispatch.pyo", line 540, in runcommand
  File "mercurial¥dispatch.pyo", line 866, in _runcommand
  File "mercurial¥dispatch.pyo", line 837, in checkargs
  File "mercurial¥dispatch.pyo", line 766, in 
  File "mercurial¥util.pyo", line 506, in check
  File "mercurial¥extensions.pyo", line 143, in wrap
  File "mercurial¥util.pyo", line 506, in check
  File "hgext¥largefiles¥overrides.pyo", line 733, in overridepull
  File "mercurial¥util.pyo", line 506, in check
  File "mercurial¥commands.pyo", line 4543, in pull
  File "mercurial¥localrepo.pyo", line 1692, in pull
  File "mercurial¥localrepo.pyo", line 58, in wrapper
  File "mercurial¥localrepo.pyo", line 2330, in addchangegroup
  File "mercurial¥revlog.pyo", line 1244, in addgroup
  File "mercurial¥revlog.pyo", line 1115, in _addrevision
  File "mercurial¥revlog.pyo", line 1026, in compress
MemoryError
abort: out of memory

2012/12/07

XM6i のユーザ層に関する個人的見解

XM6i のユーザ層に関する個人的見解。あくまで個人的見解です。
そういうわけで Mac 版は生暖かい目で見守って下さい。


2012/09/06

C# で static class のファイナライザを書く

C# だと static class にはファイナライザを用意できない。

シングルトンを使え、という方針は正しいが、
それでも static class のファイナライザが実装したいときはある。

private 定義のクラスのインスタンスに肩代わりしてもらう方法を考えてみた。
public static class FinalizableStaticClass
{
    private class FinalizeWorkClass
    {
        ~FinalizeWorkClass()
        {
            // ファイナライザ
        }
    }
    private static FinalizeWorkClass finalizeWorkClass = new FinalizeWorkClass();
}

  • FinalizableStaticClass に一度もアクセスしなければ、FinalizeWorkClass のインスタンスは生成されないので、当然ファイナライザも呼ばれない。
  • ファイナライザが呼び出されるタイミングは、通常のフォームアプリケーションだと Main が終了した後。確かめていないけど、多分アプリケーションドメインが終わった時。
  • ファイナライザではアンマネージリソースの後片付けとかぐらいにしておくこと。
Delphi の initialization/finalization が C# にもあればなあ。

2012/08/23

Thinkpad T410i でグラフィックコントロールパネルが再起動するたびに表示される問題を修正する

Thinkpad T410i で Lenovo Update からディスプレイドライバをアップデートしたら、
ログインするたびに、インテル グラフィック メディア コントロールパネル(GfxUI.exe) が
毎回実行されるようになってしまった。

インテルから Intel HD Graphics の最新ドライバをインストールしたら治った。

2012/05/30

NetBSD PR lib/46433 についてのコメント

外野がいきなりツッコミ入れるのもどうかと思うので、ここで。

この問題は、 m68k FPE のデバッグをしている時に、libm の exp() のテストがおかしいんじゃないかという疑問を持ったことに端を発する。

2012/05 時点で、m68k FPE の exp(x) が stub 実装で、常に x を返すという痛々しい事実はまず忘れておいて、そもそもこのテストコードの意味を考えてみる。



テストとは、
「信頼されたもの」を使って、「信頼出来るかわからないもの」が信頼出来るかどうか調べる行為である。

今回問題になってるテストコードは
exp(x + y) - exp(x) * exp(y) < eps

さてここで、「信頼されていないもの=調べたいもの」には .N をつけてみよう。

exp.N(x + y) - exp.N(x) * exp.N(y) < eps

左辺に信頼されていないものを集めて、右辺に信頼出来るものを集める。が、もうこれ以上移項できない。

そうするとこの式を見て分かるように、このテストコードでは、「左辺の式が eps 以下である」ことしかテストできていない。exp 自体が信頼できるかどうかは、このコードでは分からない。

仮に exp 自体がすでに信用出来るものである、とすると、このテストコードがテストすることになるのは、数学領域の「exp(x+y) = exp(x)*exp(y)」という式が数学的に正しいかどうか、であって libm の exp ではない。

このテストコードを、まがりなりにも libm のテストとして成立するように書きなおすとしたら、

#define Ex (計算済みのexp(x)を定数にしたもの)
#define Ey (計算済みのexp(y)を定数にしたもの)
exp(x + y) -  Ex * Ey < eps

とすれば、
exp.N(x + y) < eps + Ex * Ey

となって、「exp(x + y) が信頼出来るかどうか」のテストコードとして成立する。

もちろんこうなると、信頼されている Ex * Ey は事前に計算してよいので、

#define Exy (計算済みの exp(x) * exp(y) を定数にしたもの)
exp.N(x + y) - Exy < eps

としてよい。

また、x+y も信頼されているので事前に計算してよい。z=x+y とおけば、

exp.N(z) - Ez < eps

となる。すでにこれは exp[2f]?_product のテストではない。掛け算どこにも出てこない。

以上、libm のテスト exp[2f]?_product  は意味が無い、という考察でした。






もしかして、数学の正しさをテストしたかったんならごめん、ライブラリのテストコードじゃなくて他所でやって・・・

2012/05/18

IDispose 実装のパターン

忘れやすいので書き残しておく。

class Foo: IDisposable
{
 // アンマネージリソース
 private IntPtr unmanaged;

 // IDisposable を実装している他のクラス(このクラスがオーナー)
 private OtherDisposableClass other;

 // イベントを持ってて、このクラスがイベントをサブスクライブしてる
 // このクラスは参照してるだけ
 private ReferencedWithEvent refwe;

 // 自分のイベント
 public event EventHandler AnyEvent;

 // もし、アンマネージリソースをこのクラスが直接管理していなければ、
 // ファイナライザを用意しなくていい。
 ~Foo()
 {
  Dispose(false);
 }

 public void Dispose()
 {
  Dispose(true);
  GC.SupressFinalize(this);
 }

 protected virtual void Dispose(bool disposing)
 {
  if (disposing) {
   // Dispose() から呼び出された時は、保持しているIDisposableメンバを
   // null チェックしてから Dispose() を呼び出して null にセットしておく。
   // 他の例にあるような disposed フラグは使わない。
   // その理由は、other のインスタンスが Open() などのように
   // コンストラクタ外で確保される場合でも同じパターンでコードを書くため。
   // また、null チェックして null 代入しておけば Dispose() が複数回コールされても大丈夫。
   if (other != null) {
    other.Dispose();
    other = null;
   }
   if (refwe != null) {
    // サブスクライブしたイベントを解除
    // More Effective C# 23
    // イベントハンドラの定義宣言は省略...
    refwe.Event -= refwe_Event;
    refwe = null;
   }
  }

  // 直接このクラスが管理しているアンマネージリソースの解放処理をここに書く。
  // 仮に other がアンマネージリソースを保持していることを知っていても、
  // ここで Dispose を呼び出してはいけない。
  // ここはファイナライザからの呼び出しでも実行される場所で、ファイナライザからの
  // 呼び出しである場合、other はすでにファイナライズされているかもしれない。
  // .Net の GC は参照カウントでなくルート探索で動作するので、自分が参照して
  // いるからといって、そのオブジェクトがファイナライズされていない保証はない。
  // したがって、ここでは他のオブジェクトを参照してはいけない。
  // http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/system.idisposable.dispose.aspx

  // もし、IntPtr.Zero も有効な値なのであれば、
  // 別のフラグを用意して、開放したかどうかを管理する。
  if (unmanaged != IntPtr.Zero) {
   UnmanagedResource.Free(unmanaged);
   unmanaged = IntPtr.Zero;
  }

  // 単なる null 代入でいいものはここに書く。
  AnyEvent = null;

  // ObjectDisposedException を実装したければ、ここでフラグ立てるとかする。

  // もし、このクラスが継承クラスなら、
  // base.Dispose(disposing);
 }
}

2012/05/02

OS X 10.7+XCode 4.3+wxWidgets2.8+cmake で XM6i をmakeしようとして挫折するまで

もともと 10.5 が入っていた mac mini (2007)。これがターゲット。
10.6 DVD を購入。Apple Store で。届くのは速くて、翌日着だった。素晴らしい。
10.6をアップグレードインストール。
...オマチクダサイ
ソフトウェアアップデートで 10.6.8 (だっけ)まで上げる。
10.7 を AppStore で購入しようとして、RAM が 2GB 要ると言われてダウンロードすらできない。
ソフマップまで行って 中古の RAM 1GB と新品RAM 2GB。もう DDR2 667なんて売ってないよ。
そして100円ショップで、スクレイパー2本購入。
ケースの爪を2本折りながら、RAM交換。
10.7を AppStore で購入しようとして、AppleIDの腐った規約に渋々合意。
認証通してダウンロード開始。4GB。
...オマチクダサイ
...
10.7 インストール開始。
...オマチクダサイ
...
XCode 4.3 をダウンロード。1.5GB....
...オマチクダサイ
MacPortsをダウンロードしてインストール。
従来入っていた XCode 3.x と競合。えー、アンインストールするとかしてくんないの。
XCode3.x を手作業でアンインストール。
$ port install cmake +universal
configure が、コンパイラが無いっていうエラーで落ちる。
XCode4.3 が ppc のサポートを打ち切ったのが原因と分かるまで3時間。
$ port install cmake
$ port install nasm
$ port install wxWidgets
こいつ、なかで +universal してて動かない。
$ port install wxWidgets-devel
なんか依存してる perl のコンパイルが出来ないって怒られて動かない。

で。詰んだ。

結論:もうしない。

2012/04/17

MRU と LRU

MRU と LRU って用語が、混乱してる。

キャッシュにおいては、
LRU は、「最後に使われてからの時間が最長 = 使われなかったもの」を「捨てる」
MRU は、「最後に使われてからの時間が最短 = 使われたもの」を「捨てる」

メニューとかに表示してるリストだと、
LRU は、「最後に使われてからの時間が最長 = 使われなかったもの」を「表示する」
MRU は、「最後に使われてからの時間が最短 = 使われたもの」を「表示する」

ええと、「メニューにMRU表示するアイテムをLRUキャッシュする」は、正しいんかのう。

2012/03/30

NetBSD 5.99 fd デバッグ on XM6i for Mac ログ

00000CE0 IOSC 要求していない割り込み  <- dd if=/dev/rfd0c of=/dev/null bs=512 count=1
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
0003BEF0 FDD  イジェクト禁止 ドライブ0
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
00000CE0 IOSC 要求していない割り込み
0003AC48 FDD  モータON ドライブ0セレクト
0003ABEE FDC  INVALIDコマンド
0003ABEE FDC  SPECIFYコマンド
0003ABEE FDC  SEEKコマンド
0003ABEE FDC  シーク成功 ドライブ0 シリンダ00
0003ABEE IOSC 割り込み要求 ベクタ$60
00000CE0 IOSC 割り込みACK ベクタ$60
0008C826 IOSC 割り込み要求 ベクタ$60
00000758 IOSC 割り込みACK ベクタ$60
0003BF0C IOSC 割り込み要求 ベクタ$60
0003ABEE FDC  SENSE INTERRUPT STATUSコマンド
0003ABEE IOSC 割り込みキャンセル ベクタ$60
0003B13A FDC  DMA転送完了 0 bytes
0008D082 DMAC CCR STR ON
0008D082 DMAC チャネル0 スタート
0008D082 DMAC Ch=0 DAR=00e94001     <- e94001=FDCステータスレジスタ
0003ABEE FDC  READ DATAコマンド
0003ABEE FDC  (C:00 H:00 R:01 N:02)
0003ABEE FDD  リードセクタ C:00 H:00 R:01 N:02
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0   <- なので DMA しまくってもステータスレジスタが読めるだけ
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A DMAC TransDMA dma[0].type=0
0003B15A FDC  DMA転送完了 64 bytes   <- fdc.cpp が1回のイベントで64バイトまで転送する
0003B146 FDC  Read. len=511     <- だれかがやっとデータレジスタ読んだ、が、すでにえらいこっちゃ
00000D0C DMAC TransDMA dma[0].type=0
00000D0C DMAC TransDMA dma[0].type=0
0

2012/02/15

VisualStudio2010 ビルド イベントの不思議な挙動

たとえば

static Main()
{
    Console.WriteLine("Error : hoge");
}


な C# プログラムを書く。これをビルドして hoge.exe とする。

他のプロジェクト(ProjAとする)のビルド後イベントに hoge.exe を実行するように記述する。

で、ProjA をビルドすると、ビルドエラーになる。


どうも、標準出力に
^Error(|¥s+.*):.*

を書き出すと、エラーとして処理を停止してくれる、らしい。

ただ、この挙動、ドキュメントされてないみたい。プロセスの終了コードのことはドキュメント
されているのを見たけど、標準出力のことは書いてないようだ。

2012/01/19

Thinkpad T410i キーボード交換

Thinkpad T410i を二台所有しているんだが、二台ともキーボードとトラックポイント側のマウスボタンが故障。
どこが壊れたかって言うと、キーボードフィルムと接続フレキの間の接触不良。だれだこんな設計した奴。

でごそごそやっても改善しないので、キーボードを交換することにした。


55Y9024の中身がどうも同じものらしい

ので、45N2172 買うより安いか


ってことで買ってみた。NTT-X で 5380円。

で、さっそく 55Y9024 分解。
見えているネジ以外に、ネジが2本、Lenovo シールの下にある。

あと、はめ込みはかなり固いが、中身しかいらないので、割らない程度にガシャっと外す。

元の本体キーボードから、スピーカーボタンとかのベゼルと、電源ボタンを外しておく。
この部品は 55Y9024 には無い。
これを 55Y9024 から外したキーボードに移植。

外した電源ボタン。

55Y9024キーボードにはめたところ。

55Y9024キーボードに貼られていたシール。

出たゴミ(笑)。

で、取り付けたら、それだけ。
あとは ThinkVantage 診断ツールでテストして、「動いた わぁい」。

さて、もう一個買うか。

2012/01/06

ロックアウトゲート

ロックアウトゲートが作りたいのだが。

ロックアウトゲート(いま勝手に考えた言葉)とは:

# ロックアウトされていないときは入りたいスレッド(従業員)が好きなだけ出入りできる。
# あるスレッド(経営者)がロックアウトしようとしたとき、
* いま入っている従業員スレッドが全員出るまで待つ。
* 新たに入ろうとする従業員スレッドは無期限に待たされる。
* 全員出たらロックアウト状態として制御を返す。
# 経営者スレッドがロックアウトを解除するまではだれも入れない。経営者も入れない(笑)。

ReaderWriterLockSlim を使って実装できそうな気がするんだがなんかうまくいかん。

最終目的はロックアウトゲートじゃないから、他の実現方法を考えたほうがいいということか。

2011/12/19

Bazaar 導入メモ

Bazaar 2.4.2 を Windows7 にインストールしてみた。

1.6ぐらいの頃に一度WindowsXPに入れてみて、遅くて使えねー、という
評価をしたが、今回格段に速くなっとる。

さて評価。これまで Subversion を使ってきたので、主にそこと違う点。
よくわかってないので間違ってるかもね。

NULL commit 可能。
これだけでも移行する価値がある。
リポジトリの見た目はディレクトリ。
svn はデータベース(的:FSFS)なリポジトリだが bzr は普通のディレクトリに見える。
svn でリポジトリを分けてプロジェクトを複数管理している場合には、あるファイルがどのプロジェクトにあるかを探すために、svn ls svn://host/{$repo} をまわして調べ上げないといけないが、bzr では find で探せる。
Windowsホストの場合、コマンドラインを使わなければ、svn はリポジトリブラウザでURL切り替えて検索、に対して bzr はエクスプローラで検索一発なので、bzr 優位。
→どうもそういうことじゃなくてリポジトリとツリーを同一の場所に置ける、ということみたい。
ローカルリポジトリ上で直接作業可能。
ローカルリポジトリを作業コピーとみなして、その場でコミットとか可能。
チェックアウトすれば svn ぽい。
ブランチ/マージは格段に賢い。
TortoiseBzr のブランチマージ履歴が楽しい。

あと調べないといけないこと:

タグ。
svn ではタグの使い所が難しい、ていうかタグの意味わかってないだろう、という機構なので、ほとんど使ってなかった。bzr ではどうなのか。
リポジトリのマージ。
リポジトリの分割。
アクセス権限関係。
これは svn が出来過ぎているっぽいので妥協点を見つけること。
ネットワーク越しの動作。

2011/11/24

Task と OperationCanceledException

System.Threading.Task.Task クラス。
Task の開始後に CancellationToken を Cancel 状態にした場合は、自分で ThrowIfCancellationRequested() を呼び出さない限り、OperationCanceledException は発生しない。
しかし、Task の開始前に Cancel 状態にした場合は、Task.Wait() で OperationCanceledException が発生する。

Task 開始前に Cancel 状態にならないようにする
または
Wait() を try-catch して、開始前のキャンセルを処理する
のどちらか。

2011/11/15

C# AllocHGlobal と AllocCoTaskMem

この両者、アロケートするだけではパフォーマンス上の差は観測出来なかった。

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/s69bkh17(v=vs.80).aspx


GlobalAlloc を使用して、プロセスのアンマネージ メモリからメモリを割り当てます。
...
Marshal クラスにはメモリ割り当て API メソッドが 2 つ用意されていますが、AllocHGlobal はその 1 つです。(なお、もう 1 つはMarshal.AllocCoTaskMem です。このメソッドは Kernel32.dll の LocalAlloc Win32 API を公開します。LocalAlloc の詳細については、MSDN ライブラリを参照してください。

どっちやねん、と思ったら、

http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/s69bkh17(v=VS.100).aspx

指定したバイト数を使用して、プロセスのアンマネージ メモリからメモリを割り当てます。

修正されてた。

2011/11/12

Windows7 で Win-U-U が使えなくなったとお嘆きの方へ。

Windows7。
パスの通ったディレクトリにこれだけは置いとく。

Win-U-U-Enter で電源が切れる。


uu.cmd
shutdown -s -t 0

uh.cmd
shutdown -h -t 0

ur.cmd
shutdown -r -t 0
us.cmd
Rundll32.exe Powrprof.dll,SetSuspendState Sleep

ur.cmd とかプログラムメニュー内の URL ファイルに阻害されて、一番上に候補として
上がらないことがある。どうにかならんかな。

2011/11/04

諸君、私はNetBSDが好きだ

generated by http://wids.net/lab/HELLSING/

一部事実に基づく創作であり、実際の NetBSD オペレーティングシステムとはほんの少ししか関係ありません。


諸君、私はNetBSDが好きだ

諸君、私はNetBSDが好きだ

諸君、私はNetBSDが大好きだ



カーネルが好きだ

ユーザランドが好きだ

ブートローダが好きだ

MI-MD構造が好きだ

クロスビルド環境が好きだ



x68k

zaurus

luna68k

amiga

alpha,acorn26,acorn32,cats,evbarm,hpcarm,lyonix,netwinder,shark,hp700,i386,xen,sun2,atari,cesfic,hp300,mac68k,mvme68k,news68k,next68k,sun3,emips,evbmips,ews4800mips,mipsco,newsmips,sbmips,sgimips,algor,arc,cobalt,hpcmips,pmax,amigappc,bebox,evbppc,ibmnws,macppc,mvmeppc,ofppc,prep,rs6000,sandpoint,evbsh3,mmeye,dreamcast,landisk,hpcsh,sparc,sparc64,vax,amd64



この地上に存在するありとあらゆるNetBSDが大好きだ



移植性の高い設計が好きだ

他のOSのコードにNetBSD由来のRCSIDを見つけた時など心がおどる



全くドキュメントに記載されていない#define 定数が好きだ

三週間かかって1にするだけで動作することが分かった時など胸がすくような気持ちだった



i386のブートローダが1文字出力するたびにリアルモードとプロテクトモードを行き来することが好きだ

nop 6個だったところを256個にしたらカーネルが起動した時など感動すらおぼえる



m68k FPEなどもうたまらない

誰一人呼び出したことのなかったコードを正しく実装するのは最高だ



GPLで書かれたのを

BSDライセンスでコードを見ないで再実装した時など絶頂すら覚える



動作するコードが好きだ

謎コミットで動作しないアーキテクチャが増えることはとてもとても悲しいものだ



二条項BSDライセンスが好きだ

山のようなCopyright表示が巻末についていないのは屈辱の極みだ



諸君 私はNetBSDを カーネルが動けば完結する様なNetBSDを望んでいる

諸君 私に付き従うNetBSD好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?

更なるNetBSDを望むか 

糞の様なNetBSDを望むか?

骨董品のようなマシンでもIPv6 Readyだぜヒャッハー!のようなNetBSDを望むか?





NetBSD!! NetBSD!! NetBSD!!





よろしい ならばNetBSD



だが、まともなデスクトップが無いの減り続けるdeveloperに耐え続けて来た我々には

ただのNetBSDではもはや足りない!!

NetBSDを!! 一心不乱の大NetBSDを!!



我々はわずかに小数

NetBSDが移植されていないアーキテクチャに比べれば物の数ではない

だが諸君は一騎当千のカーネルオタクだと私は信じている

ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の移植大好き集団となる

我らを忘却の彼方へと追いやり、仕様を公開しないメーカーを叩きのめそう

髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう



連中に真のリバースエンジニアリングを思い出させてやる

連中に割り込みアクノリッジサイクルを思い出させてやる

NetBSDには奴らの哲学では思いもよらない締め切りドリブン開発がある事を思い出させてやる

1000人のカーネルオタクの集団で 世界を``Of course it runs NetBSD''で埋め尽くしてやる



目標 iPhone



どこでもNetBSD作戦 状況を開始せよ



征くぞ 諸君

2011/09/01

C# ポインタを一行でポストインクリメントすると遅くなる

2011/02/06 追記: 実行環境下では JIT 最適化で、関係なくなるようだ。

C# では、*p++ は使わないほうがいい。
*p; p++; に分解すること。


Visual Studio 2010 version 10.0.30319.1
.Net Framework 4.0.30319
の話。/unsafe な release ビルド(最適化ON)。

volatile int r;
int[] a;

...

 unsafe {
  fixed (int* a0 = a) {
   int* p = a0;
   ...
   r = *p++;
   ...



の逆アセンブルウィンドウでの結果。

r = *p++;
0000008f mov  eax,dword ptr [ebp-8]
00000092 mov  dword ptr [ebp-10h],eax
00000095 add  dword ptr [ebp-8],4
00000099 mov  eax,dword ptr [ebp-10h]
0000009c mov  eax,dword ptr [eax]
0000009e mov  dword ptr ds:[007716C0h],eax

[ebp-10h]は一時変数。かなり間抜けだ。

r = *p++;



r = *p;
 p++;


に分けると、こうなる。

r = *p;
0000008f mov  eax,dword ptr [ebp-8] 
00000092 mov  eax,dword ptr [eax] 
00000094 mov  dword ptr ds:[005B16C0h],eax 
  p++;
00000099 add  dword ptr [ebp-8],4 

2011/08/26

C# IDeque

IDeque が無いのは納得いかない。
LinkedList<T> があるから実装は簡単だけど、実装がどうこうからインタフェースを切り離したい。
で、こういういかにも後からライブラリデフォルトができそうなインタフェースを手前味噌で決めると命名が大変。

Microsoft.VisualC.StlClr.IDeque<T> はちょっと違うしなぁ。