2013/07/31

FreeNAS 8.3.1 p2 インストール

CD-ROM なしで、内蔵されてる SSD に FreeNAS をインストールする手順。

  1. USBメモリに FreeNAS の (iso ではなく) img の方を書く。
  2. USBメモリから起動して、シングルユーザモードにする。
  3. # sysctl -w kern.geom.debugflags=0x10
  4. # dd if=/dev/(USBメモリ) of=/dev/(内蔵SSD) bs=1m count=2000
ハマリポイント:
  • USBメモリに iso を書いても起動できない。(あたりまえ)
  • kern.geom.debugflags = 0x10 しないと書き込みが許可されない。

FreeNAS の第 4 パーティションを広げる手順。
  1. シングルユーザモードで起動する。
  2. # sysctl -w kern.geom.debugflags=0x10
    (ここで必要かは、正直不明)
  3. # gpart resize -i 4 -s (サイズ) /dev/(SSD)
    サイズは gpart show して表示されるサイズから計算。
    今回は少し余らせた。(growfs のバグに気づかなかった為)
  4. # newfs -L FreeNASs4 /dev/(SSD)s4
  5. # mount -uw /
  6. # mkdir mnt2
  7. USBメモリ挿入。
  8. # mount /dev/(USBメモリ)s4 /mnt2
  9. # mount /dev/(SSD)s4 /mnt
  10. # cd /mnt2
  11. # cp -a * /mnt
  12. umount するなりして再起動
ハマリポイント:

この後の手順。

  1. コンソールから、ネットワークの設定。IPv6 の設定は後からGUIでやるほうが簡単。
  2. 以下GUIから、Account - Admin Account - Change Password で パスワード設定。
  3. Network - Global Configuration から Hostname 設定。
  4. Network - Interface 設定。IPv6 設定。
  5. System - Settings - General から Language, Timezone 設定。
  6. System - Settings - Email 設定。root のメールを自分宛に設定して、テスト。
  7. Storage - Volume でボリューム作る。プールとデータセット。
  8. ssh で入れるようにする。
  9. home ごにょごにょして パッチ作るとか。
  10. /boot/loader.conf に speaker_load="YES"
  11. このへんから speaker.ko をもってきて /boot/kernel/ にコピーしておく。
    ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD/releases/amd64/ISO-IMAGES/8.3/FreeBSD-8.3-RELEASE-amd64-bootonly.iso
  12. /conf/etc/base/rc.local, rc.shutdown.local でスピーカを鳴らす。
  13. CIFSなりなんなりの設定。
    共有にアクセスするユーザを制限するには、高度な設定で、
    valid users=(ユーザ)

    ハマリポイント: CIFS 設定したあとで追加したユーザは、smbcontrol smbd reload-config しても、CIFS サービスを再起動しないと passdb を再読み込みしてくれないようで、認証に失敗する。
  14. pkg_add -r php5
  15. ftp でユーザホームではなく共通ディレクトリに chroot するには、
    <Global>
     DefaultRoot (共通ディレクトリパス)
    </Global>
    を高度な設定で追加。

正直 FreeNAS 0.7 より使いにくくなってる感。
それとも、危険な操作をできなくしたってことかなあ。

困りポイント(自業自得も含まれます):
  • ファイルマネージャが無くなった。シェルに降りないと共有用のディレクトリさえ作れない。データセットをたくさん作れ、ということなのかも。
  • php がインストールされてない。pkg_add。
  • /home が存在しないディレクトリにシンボリックリンクされてる。
  • ユーザの home に /home 以下のディレクトリを指定できない。python をパッチした。(またか)
  • /mnt で始まるマウントポイントを作ると、ディレクトリ選択肢に出るけども、設定できない。
  • 起動音、終了音が鳴らない。
  • SMARTの対象に、システムを入れたディスクが指定できない。
  • GUI、見た目はともかく、機能がしょぼい。チップヘルプも少ない感。
  • ログを GUI から確認できない。
  • GUI のツリーメニューがピヨピヨしてうざい。
  • ping とか打てない。全部シェルから。えーと。
  • シェルウィンドウはいいんだけど、設定見ながらとかできないから、ssh の設定を最優先ってことでいいですか。
  • レポートメールをいつ、なにを送るかをどうやって設定するの?
    (フォーラムでも指摘されてる。)
  • cron まんまの時間指定はどうにかなりませんか。まえも cron だったけどもう少しわかりやすかった気が。
  • ZFS 採用のくせに、メモリ使用量を確認するにはグラフを下までスクロール、とか勘弁して下さい。

良い点:
  • GUI からアップグレード出来るっぽい(やってはいない)
    なにもかもなつかしい・・・

ここまでで使えることがまあ分かったが、NAS4Free にしようか考え中。